うまく話せない原因はあなたの能力のせいではなく「感情」なんです

人前で話そうとすると、頭が真っ白になったり、うまく言葉が出てこないことってあると思います。

そうやってうまく話せないことが続いてしまうと自信がなくなってしまうのも当然ですが、あなたは「うまく話せない原因」探しをして苦しんでいませんか?

  • うまく話せないのは脳の病気なんじゃないか?
  • うまく話せないのは生まれ持った障害があるんじゃないか?
  • うまく話せるためにはテクニックは必要なんじゃないか?

私は悩んでいた頃こんなことを考えてましたから、病院に行って脳を調べてもらったり、話し方教室に通ったりといろんなことをやってきました。

ちなみに私、話し方の専門家でも何でもなく、むしろ「うまく話せない」人間です。けれどもその分、その気持ちがわかるし、本質も見えていたりするんですよね。

けれども、「うまく話せない」と悩んでいる人は増える一方。こうやって「うまく話せない」と検索する方がたくさんいらっしゃるのがその証拠です。

でもそれもそのはず、「うまく話せない」事に対する情報が、「話し方」や「気の持ちよう」などに偏り過ぎているからです。実際、多くの方が「うまく話せない」事に対して誤ったアプローチをとってしまっています。

あなたのうまく話せない原因は、病気でも障害でもありません。ほどほどにしゃべりたいのであれば、特別な能力も必要ありません。この記事を読めば、「うまく話せない」事の本当の原因がわかるようなります。

それではさっそく見ていきましょう。

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「うまく話せない」という苦手意識ができていく

私は小学校の頃はマジメだったので、運動会での選手宣誓や卒業生を前にした答辞のような、短い挨拶をすることがありました。

これはこれで緊張するんですが、重要なことは、「いかにキチンと暗記して言えるかどうか」なので、何度も何度も口に出して覚えたり、必要に応じてカンペを見ることでしのげていました。

けれども、大人になってからの場合、人前で話すのってもうちょっと砕けた感じで、考えたり思い出したりしながら話すことが多くなりますよね?

そうすると、今までやってきたことが通用しなくなり、緊張したり、つっかえたり、内容を忘れてしまったりすることが増えてきます。気がつくと、話すことに対して苦手意識を感じるようになっていました。

苦手意識を感じると人前で話す場面を避けるので、どんどん苦手意識を持つという、負のスパイラルに陥ります。考え方も、話がまとまらない事に対して、「自分は脳の病気ではないか?」などと考えていました。

うまく話せないことが問題ではない

でも今は、そのことには悩んでいません。悩まなくなった今も、そこまでうまく話せているとは思いません。

なぜなら、緊張したり、つっかえたり、内容を忘れたりすること、つまり、「うまく話せない」ことが問題なわけではないことに気づいたからです。

では「うまく話せないことが問題なわけではない」とは、一体どういうことなんでしょうか?

その説明として、私が過去に話し方教室に通った時のエピソードをお伝えしようと思います。

話し方教室に通った時のこと

大学生の時に、話し方教室に通ったことがあります。

  • 赤面症で、うまく話せない。女の子と話がしたい。
  • 就職活動で、自分のことをうまく話せないと困る。

動機はハッキリとは思い出せませんが、おおよそこんな感じだと思います。

とにかく自分が思っていることを「話す」ことが全くできていなかったんですね。それで一念発起して、話し方教室に行って習うことにしました。

話し方教室で行っていたこと

はじめに行うのは発声練習。口の開け方から腹式呼吸の仕方、早口言葉の練習など、スポーツで言えば基礎体力をつけるための練習。

運動不足の人にいきなり技術を身に着けようとしても、体が思うように動かないので、そこから鍛え始めます。

話し方の実践トレーニング、三分間スピーチ

全ての内容については説明できないので割愛しますが、その中のメインは、三分間スピーチです。

自分の興味のあること、あった出来事、なんでもいいので、一緒にいた4・5人の参加者と講師の前でスピーチをして、ビデオを撮ります。

ビデオを撮るのは客観的に観るため。その様子を次回レッスン時に観てアドバイスを受けます。

  • 声が通っているか
  • 話の間が取れているか
  • 身振り手振りを使っているか
  • 表情は出ているか

などなど、普段見ることのない自分の話している姿を見ると、思っていたよりもわかりにくかったり、声や表情に出ていなかったりしていることに気がつくことができます。

そしてそういったところを指摘してもらえるのがとても新鮮でした。

続けていると、たしかに声が出しやすくなっていたり、場数を踏むことで、話をすることに慣れていくのを実感するようになりました。

話すことに対する「越えられない壁」

けれども当たり前ですが、人によって差が出てきます。

それは、上達スピードもそうですが、私が問題だと感じたのは、話すことに対する「越えられない壁」だったんです。

「声も出てるし、身振り手振りも使えているんだけど、もうちょっと自分を出してもいいんだけどね…」

と講師の方に言われることが増えるようになり、話し方以外の壁にぶち当たります。

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けれども、どうしたらよいかわかりません。このまま続けても仕方がなかったので、一旦区切りをつけてやめることとなり、私の話し方教室は道半ばにして終わりました。

うまく話せないから、うまく話せるようになりたい

私の話し方教室のトレーニングは道半ばにして終わりましたが、話し方教室に通ってわかったことが一つあります。

それは、話し方教室に通う人には二種類いるということ。

  • 今よりもっと相手に伝わるような話し方を学びたい
  • うまく話せないから、うまく話せるようになりたい

もちろん話し方教室には、誰しも「うまく話せるようになりたい」という思いを持っていますが、その程度はひとそれぞれ。

一歩踏み込んで言語化すると、その人の状態と、どうなりたいかが違っているのがわかるかと思います。

「うまく話せない」という悩みをお持ちのあなたは、後者の思いの方がより強いのではないでしょうか。

  • うまく話せないから、うまく話せるようになりたい

振り返ってみると、私も話し方教室に通った時にそう思っていました。

うまく話せるようになれば、問題は解決する?

でもちょっと考えてみてください。

「うまく話せない」から「話し方」がうまくなりたいという方は、次のような流れで考えていると思います。

  • 自分には技術やスキルが足りていないからうまく話せないんだ。
  • だから、うまく話せるようになれば、問題は解決するはず。

この「うまく話せないんだ」「うまく話せるようになれば」、若干意味合いが違っているのがわかりますか?

一つ目の「うまく話せないんだ」の方は、緊張したり、言葉がでなかったり、つかえてしまったりして、苦しんでいる状態、

二つ目の「うまく話せるようになれば」の方は、スラスラと、つっかえずにプロのような話し方をしている状態。

つまり、スラスラと話せば、緊張したり、不安になったり、怖かったりしている状態ではなくなる、ということになります。

なんかおかしいですよね?

スラスラと話せば、今あなたが感じているネガティブな感情を消すことができる、「なかったことにできる」と言っているように聞こえます。

ラクになったら、勝手にスラスラ話す

でもそうではないはずです。

もちろん技術的なこともあると思うんですが、スラスラと話せばラクになるのではなく、ラクになった結果、スラスラと話せるはずなんです。そちらの方がしっくりきますよね。

誰だって、何も考えなくても言葉がスラスラ出てくる時ってありませんか?仲の良い友達や打ち解けた人と話している時って、気楽で、スラスラ話せる状態です。

つっかえたり、忘れたりしても気にならないですよね。

うまく話せない原因は、ノウハウやスキルより「あなたの状態」

話を元に戻しますと、「うまく話せない」と感じた後の、解決方法がすり替わってしまっているんです。

本当にあなたに必要なのは、まずあなたの状態を変えること。つまり感情的に安心で、自由であることなんです。

最終的な目標も同じです。

本当にあなたに必要なのは、スラスラ話すことではなくて、話すことで、相手に伝わったり、話が弾んだりすることで感じる、あなたの感情的な満足なんです。

心が通じ合ったり、安心したり、あたたかさを感じたり、本当はそんな状態を心の底では望んでいるはずなんです。

反対に、たとえスラスラ話したとしても、興味を持って聞いてもらえなかったりすることもあります。

一方的にスラスラ話せたら、こなしたという実感はあるかもしれませんが、本当に満足したという感じにはなりませんよね。

私が感じていた、「乗り越えられない壁」はそこだったんです。

もちろん、「話し方」と「話す状態」というのは、クルマの両輪のようにどちらも大切なものなんですが、やはり多くの方が苦しんでいて、大きなウエイトを占めているのが、話す状態、つまり感情の問題の方だと思います。

苦手意識を感じた時の感情が解放されると、変な緊張が取れて、話し方が多少下手でも気にならなくなります。まずは、心のケアをして、感情的に満足できる状態を目指してみませんか?

まとめ

  • 「うまく話せない」と感じている人は、その原因を「脳の病気・障害」や「話し方」に求める傾向が強い。
  • いくら話し方を鍛えたとしても、人前に立った時に感じる「越えられない壁」が存在する。
  • 話し方教室に通う人には、「今よりもっと相手に伝えたい」という目的と、「うまく話せない」という悩みを持った人の二種類がいる。
  • うまく話せるようになれば問題は解決するのではなく、話すときの状態がラクになればうまく話せるようになる。
  • 話すときの状態を変えるためには、苦手意識を持っている感情を解放し、安心して話せるようにする。

いかがだったでしょうか。もちろん話し方も大切ですが、多くの方が話し方の身に偏った考え方をしているのがわかったと思います。

感情を解放するためのコツと方法に関しては、こちらの記事を参考にしてください。

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