「人見知りがいつまでたっても治らない…」
大人になっても、なかなか他人と打ち解けられなかったり、話しかけたりするのが苦手だと感じることはありませんか。
人見知りって大人になれば治ることもありますが、そうでないケースもあるんです。
というのも、実は大人の人見知りは子どもの人見知りとは少し違うのです。
大人になっても人見知りしてしまうのは、子どものころには目立たなかったある原因が隠れてしまっていたからなんです。
今回は、その大人の人見知りの原因を見ていくとともに、子どもの人見知りの違いと治らないと感じる理由について話していきます。ではさっそく見ていきましょう。
目次
人見知りは大人にもある
人見知りといえば、知らない人を怖がって親の後ろに隠れる子どもの姿が代表的ですよね。
けれども、人見知りは大人にもあるんです。
程度こそ子どもの人見知りに比べてあからさまではないけど、結構人付き合いで困ることばっかりだったりするんですよね。
- なかなか他人と打ち解けられない
- 自分の本音がなかなか言えない
- 自分から話しかけることが少ない
この人見知り、初対面の人と仲良くやっていくのもそうだし、恋愛においても奥手になってしまって損することが多いんです。
ただ、そんな自分だけだと思っている人見知り、実は結構な割合で大人の人見知りっているんです。
その割合は76%というデータもあり、特に日本人は海外の人と比べて他人に対してオープンになりづらいですから、このデータもあながち間違いではないと思います。
大人の人見知りの原因は何?
ということで、大人にも多い人見知りですが、子どもの人見知りとどう違うのでしょうか。
子どもの人見知りは「見知らぬ人への恐れ」
子どもの人見知りは、新しい場面や見知らぬ人に対して大きく表れます。
子どもが親の後ろに隠れるといった、よくある人見知りは、見知らぬ人や場面に対する恐れによるものなんです。
大人の人見知りは「評価されたい気持ち」
大人の人見知りは、子どもの人見知りよりもうすこし複雑です。
あなたは周りからどう思われているかを気にすることが多くありませんか?
「悪く思われてたらどうしよう」とか、「自分の本当の姿を知られたらどうしよう」と思っていたりしていませんか?
大人の人見知りの多くは、こういった周囲からどう思われているのかを気にするあまり、人見知りになってしまうのです。
そして、周りの評価が気になるのは、裏を返せば、評価されたい気持ちが強いのです。
このように、大人の人見知りは、評価されたい気持ちが不安となって、自分の本音が言えなかったり自分から話しかけることができなくなるのです。
大人の人見知りに潜む「自己評価」のワナ
さきほど「子どもの人見知り」と「大人の人見知り」の違いを見ていきましたが、その時の心理状態はどうなっているのでしょうか。
まとめると次のようになります。
- 子どもの人見知り
⇒見知らぬ人に対する恐怖 - 大人の人見知り
⇒評価されることに対する不安
子どもは見知らぬ人に対して純粋に恐怖を感じて人見知りするのに対し、大人はそこまで恐怖を感じませんが、そのかわりに評価されることに不安を感じるのです。
もちろん誰だって人の評価は気になりますが、人見知りする人は、悪く思われてないかどうかと極度に気にしてしまっているのです。
人見知りする人は自分に意識が向きすぎている
その原因は、自分に意識が向きすぎてしまっているせいです。いわゆる「自意識過剰」ですね。
自分に意識が向きすぎているからこそ人見知りしてしまうのです。
ですから、人によっては、初対面よりかは2回目、3回目になるほど人見知りが強くなる人がいます。
これは、会う回数が重なるにつれ、本当の自分がバレてしまうのではないかと悪い想像が働いてしまうせいです。
そのため、極力人と関わることを避け、表面上の付き合いに終始します。
恋愛が苦手なのは本当の自分が見せられないから
人見知りをする人は恋愛がうまくいかない人が多いです。
というのも、通常は出会う度に相手のことをわかりたい・自分のことをわかってほしいと思うものなのですが、人見知りする人は反対の行動を取ります。
つまり、自分の本当の姿を知られたくない、ありのままの自分ではいけないと思ってしまうのです。これではいつまでたっても恋愛が発展していかないのです。
大人の人見知りの原因は親のせい?
大人の人見知りは、評価されることに対する不安から生まれる、というところまでわかりました。
では、なぜ大人で人見知りする人は評価される不安が強く、自意識過剰になってしまうのでしょうか?
不安を感じる原因は自己評価の低さ
日本人は不安を感じやすく、人見知りは遺伝と関係していたり、本人の資質によるところも否定できません。
ですが、一番の直接的な原因は「自己評価の低さ」にあるのです。簡単に言い換えれば、「自分に自信がない」とも言えます。
この自己評価とは、読んで字のごとく、自分で自分を評価することです。
あなたは、人に対して「何か申し訳ない」と感じることはありませんか?
自分と一緒にいてもつまらないと思ってるだろうし、なんだか迷惑かけてるようで申し訳ない…
そう感じているならば、あなたの自己評価は低い可能性があります。
なぜなら、そこに明確な理由がなく、ほとんどが思い込みだからです。
「でも、実際に自分はダメな人間なんだよ」と思うかもしれません。けれど、あきらかにダメ人間でもまったく気にしてない人だっているのです。
私の経験上ですが、自己評価が低い、いわゆる自分に自信がない人は、とても優れた能力があり、魅力的な人が多いです。
なぜなら、人見知りの人は人一倍感受性が強く、相手のことを気遣うことができる力があるからです。
感受性が強いゆえに親の影響を強く受けてしまった
ですが、その強い感受性も環境次第では生きづらさを感じてしまう原因にもなります。
小さい子どもの頃は、親の影響力は絶大で、親の言動や振舞いから自分自身の行動を決めるようになります。
もしあなたが、厳しい親から「こんなことはしてはいけない」「子どもは黙っていなさい」「余計なことをするな」と言われ続けていたらどうでしょうか。
その言葉を真に受けて、「自分には価値がない」「ありのままの自分でいてはいけない」と思い込んでしまったらどうでしょうか。
「大丈夫だから自信を持て!」と誰かに言われたとしても、なかなかその言葉を受け取ることが難しいと思います。
では、大人になったあなたが人見知りを克服していくためにはどうしていけばいいでしょうか?
その方法についてはこちらから。
今回はココまで。お読みいただきありがとうございました。
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