ニッチローがイチローになる秘訣はモデリング!実はサッカーのキーパーで野球はうまくない!

出典:https://full-count.jp/2016/06/23/

「笑われてきたことを達成してきた」

これはイチロー選手が日米通算で最多安打を放った日の言葉です。昨年は、メジャー通算3,000本安打という、とてもつもない大偉業も打ち立てました。

そんなイチロー選手が、自身が主催する少年野球大会の閉会式で、これからの未来を担う子どもたちにかけた、「自分の中でちょっとだけ頑張ってきた」というメッセージが昨年話題となりました。

参考イチロー杯争奪学童軟式野球大会

今までの歩みをそう表現することが驚きなのですが、これだけの努力を積み重ねてきたイチロー選手だからこそ、こんなシンプルな言葉が多くの人の心に突き刺さるのでしょう。

このように、私たちは、常に結果を出し続けるイチロー選手の姿を見て、「イチローのようにブレない自分になりたい」と思います。

けど一方で、「なかなかそんな簡単にはなれない」という思いもあるでしょう。無理もありません。

それは、何かをしたら変わるのではないからです。自分自身を変えていくためには、どのように世界を認識し、行動し、どのような信念やセルフイメージをもっているのか、そこまでを変えていく必要があるからです。

私たちは、イチローさんみたいにあそこまで突き抜けることはできないかもしれないけど、少しでも近づくことは誰だってできると思うんです。

そのヒントを教えてくれるのは、イチローのモノマネ芸人のニッチロー。彼は野球ではなくサッカーでキーパーをやっていたそうなんですが、イチロー選手を好きすぎるあまり、イチローのストイックさまで真似をするほどのなりきりぶり。

今回は、そんなニッチローさんがイチローになるための秘訣、「モデリング」についてのお話です。

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ニッチローの打撃力…イチローとは全然違う?

では、まずこの動画をご覧ください。※時間は8分ほど、別ウィンドウで開きます

どうでしょう?めちゃくちゃ面白くないですか?初めてみた時は爆笑しました(笑)

イチローさんの雰囲気を漂わせながら、実際には野球がうまくない。そのギャップがとてもシュールです。

ちなみにこの動画は、野球Youtube「トクサンTV」の中で、「ニッチロー」という、イチロー選手のモノマネ芸人が特別出演しました。

甲子園に出場、大学選手権でベスト4、プロ注目の選手だったという野球エリートの「トクサン」との違いが、よりニッチローさんの面白さが際立っています。

では、ニッチローとは何者か?簡単にご紹介します。

身長も体型もそっくり!ニッチローのプロフィール

ニッチロー’

出典:http://www.natural-magic.jp/management

プロフィール

生年月日:1978年9月23日
出身地:長野県飯田市
身長:180cm
体重:68kg

選手情報

投球・打席:右投げ左打ち
背番号:5.1番
ポジション:外野手

経歴

2011年4月より本格的に活動を始める。
8月シアトルでの試合観戦中にインボールをファールボールと間違えて取ってしまい、
警備員に連行されかける騒ぎを起こす。
この件が、全米に放送され、ベースボールファンに認知される。

公式ページはこちら

実はサッカー部でキーパー!その他のエピソード

ニッチローさんは、野球をやっていたわけではなく、なんとサッカー部でキーパー。そんなニッチローさんがイチローさんになりきるために、これだけストイックにしているそうです(笑)

  • 高校時代はサッカー部でキーパー、野球よりサッカーがうまい(GK川口能活選手の完コピで周囲を盛り上げた)
  • 芸名は、イチローに、隙間の意味の「ニッチ」をかけたのが由来
  • 10年前、当時勤めていた代々木上原のカフェの常連客から「似てるじゃん」と言われたのがキッカケ
  • イチロー選手の維持するために、毎日素振り100回以上、ランニング6kmを欠かさない
  • イチロー選手のヒゲの長さから使用しているバット、トレーニングギアまで同じものにするこだわり
  • バッティングセンターでは、全70球をモノマネのリアリティ向上のために見逃す 
  • ユニフォームの胸の文字。イチロー選手は「MARLINS」、ニッチローさんは「MANE」 

やはり野球の練習と同じく、細かいところを大切にすることであれほどの完成度を出すことができるんですね。

「気軽に声をかけにくい」空気までもが芸の一部

ものまね芸人の目的といえば、「人を笑わせる」ことで、それはなにもそっくりでなければいけないわけではなく、特徴的な部分を誇張して笑いに変えたり、それこそコロッケさんのようにデフォルメして原型をなくすことだってあります。

つまり、ニッチローさん他のモノマネ芸人さんとの違いは、しぐさのマネだけでなく、その空気感や見えている世界、考え方の部分まで近づこうとしている点です。

また、ニッチローさんが、ストイックにモノマネを追求しようとする意識は、こんな言葉からも感じられます。

路上でパフォーマンスを始めたころです。渋谷はドジャーススタジアム、新宿はヤンキースタジアムと言い聞かせ、毎週末、路上に出てました。傍らにユンケルの瓶を置いて。  

何かを変えたかったんです。CM制作や俳優にあこがれ、高校卒業後に長野から上京して、専門学校や養成所に通ったけど、いま考えれば、全部中途半端でした。  

面白いことをするために東京に来たのに、飲食店勤務の生活に慣れて、いつの間にか守りに入っているのに気づいたんです。

――怖くなかったですか。

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 初めて路上で物まねした日の緊張は、今も忘れません。2009年のWBC東京ラウンド会場の東京ドーム周辺が芸人としてのデビュー戦。地下鉄後楽園駅のトイレの個室で着替えたけど、なかなか外に出られませんでした。

 悩むこと10分。「さぁ行こうぜ」。そう声を出して、トイレのドアを開けました。道が開けた瞬間です。

 警察に怒られたり、野球ファンからヤジられたりしましたが、イチローさんの強いメンタルを見習い、常になりきってきました。

 「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道」という言葉が一番好きで、いつも肝に銘じてます。しぐさをまねるのは誰にでもできます。内側を鍛えるのが、僕の一番の課題。もちろん芸をしている意識はありますが、何よりイチローさんが自分を変えてくれた。

引用:あのオーラまで再現…ものまね芸人ニッチロー’「内側も鍛えている」

このように、「なれたらいいな」「できたらいいな」を叶えるために、すでにそれができている人の行動や自己認識をマネることを「モデリング」といいます。

とはいっても、ニッチローさんのように、なりたいがために、服装や動作のすべてをマネしなくてもいいですし、性格や考え方もすべて同じにする必要もありません。

その人のいいところを、「部分的に、イイトコどり」すればいいんです。

ではこれから、その「部分的に、イイトコどりする秘訣」をお伝えします。

「できたらいいな」「なれたらいいな」に近づくモデリング

モデリングのやり方

モデルと行動を決める

自分と似たような能力を持っている人、自分が理想としている生き方をしている人をモデルに選びます。

その時に、自分とあまりにもかけ離れた人を選ばないようにします(無いものねだりになってしまうため)

行動から決める場合

今はうまくできない(したことがない)けれども、「できたらいいな」と思っている行動を一つ選びます。そして、身近な人や映画やドラマなどの登場人物、俳優などから、それがうまくできる人(モデル)を思い浮かべます。

モデルから決める場合

「このひとみたいになれたらいいな」と思っている人をモデルに選びます。そして、その人のどんなところに魅力を感じているか、その魅力を発揮している場面を思い浮かべます。

モデルの言動の特徴を観察する

その人が目の前にいて、「できたらいいのにな」と思っている行動をしていると想像してみます。その人がそれをしている時の特徴を観察します。

  • 身振り手振り
  • 表情
  • 姿勢
  • 服装や髪型・お化粧など
  • 声のトーンや口調、口癖
  • その人のまとっている雰囲気やオーラ(どんな色をしているか)

モデルになり切って気持ちを体験する

目の前にいる、その人の体の中に入ってみます。一歩踏み出して、その人と一体化してみましょう。

一体化した瞬間に、その人の目でその世界を体験することができます。その人の目で見ると世界はどのように見えますか?普段のあなたの見え方と、どう違いますか?

その人の世界の見え方を意識しながら、その人になりきって、あなたが「できたらいいのにな」と思っている行動をイメージの中でしてみてください。

気分はどうですか?その気分を体のどの部分で感じていますか?よーく感じてみてください。

アンカーリング

その感覚を、呼び出すためのスイッチをつくりましょう。

その人に特徴的な「身振り」や「口癖」などをスイッチとして使います。どのようなポーズや合言葉にしますか?

ポーズや合言葉が決まったら、再びその人になり切って、あなたが「うまくできたらいいな」と思っている行動をイメージの中でやってみてください。

そして、感覚が出てきたら、さっき決めたポーズや合言葉をつなげていきます。一旦それが決まれば、あとはポーズや合言葉をキッカケにその感覚を思い出すことができます。

信念・自己認識を感じ取る

最後に、その人になりきったまま、体の感覚に向かって質問してみてください。

  • 「私(モデルの名前)は、なぜ、それをしているだろう?」
  • 「それをしている私(モデルの名前)は、どんな私だろう?」

モデルの人が、どのような信念をもって、どのように自分をとらえているかを感じ取ってみてください。

実際ニッチローさんは「なりきる」ために、
モデルのように体の動きをきれいに見せ、気軽に声をかけにくい緊張感を周囲に漂わせます。
(イチローさんの好物の)カレーは週3回以上。ビールはもちろん、キリン一番搾り。イチロー選手の格好で、回転すしの「スシロー」に行くこともあるそうです。

つまりニッチローさんは、イチロー選手の野球のうまさを取り入れたわけではありません。イチロー選手の世界の見え方・感じ方を取り入れているわけなんです。

くだらなくても、誰にも一つ、個性がある

では、イチロー選手をモデリングした感想をニッチローさんに聞いてみましょう。

――人のまねをして生きることに、葛藤はありませんか。

 結論から言えば、ありません。僕の場合、それがイチロー選手だからかもしれません。

 ものまねすることで、積み重ねていくことの大切さ、常に自分を磨き続けることのかっこよさを教えてもらいました。僕にとっては人生の教科書。絶対に追いつけないけど、間違いなく人生を変えてくれましたから。

――自分の道を決めるのって難しいと思います。

 何か一つ熱くなれるものがあれば、失敗したっていいから、トライしてほしいって思います。くだらなくても、誰にも一つ、個性がある。

 僕に言われてもって感じですけど、不思議と説得力があるみたいなんです。これもイチローさんのおかげですよね。

引用:あのオーラまで再現…ものまね芸人ニッチロー’「内側も鍛えている」

ニッチローがイチローになる秘訣は「なりきり力」

何もニッチローさんのように、姿形までそっくりそのままマネなければならないわけではありません。

あなたの「できたらいいな」「なれたらいいな」をもう少し具体的にイメージし、感じ取るだけです。その中で、あなたが取り入れたいものを選び取ることができるのです。

けれども、なんとなくで生きてしまっている私たちにとっては、ニッチローさんの「モデリング」に学べることは多いのではないでしょうか。

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