悪口を言う人の心理とは?職場の悪口に疲れる前に知っておきたいこと

仕事に対する一番のストレスは人間関係と言われています。

実際、仕事量の多さや、将来の先行き不安などもストレスの要因として挙げられますが、その土台となるのはやっぱり職場の人間関係。気持ちよくできてこその仕事だと思います。

そういった職場の人間関係の悩みの中で多いのが「人の悪口」です。あなたは他人の愚痴や悪口ばかりを聞かされるのに疲れてしまったという経験はありませんか?

悪口にはメリット・デメリットがありますが、あなたはそのデメリットを受けてしまっているのです。そしてさらに、他人の悪口を言う人を見ていると、「自分も悪口を言われてるのではないか」と心配にもなりますよね。

この記事では、悪口を言う人の心理と、悪口に巻き込まれないためにはどうすればいいのか、職場の悪口に疲れる前に知っておきたいことをこの記事でまとめました。

「悪口はダメ」と禁止するとストレスがたまってしまいます。そうではなくその背景を知ることで、余分ななストレスを感じることなく悪口に対処できるようになります。それでは詳しく見ていきましょう。

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悪口とは何か?その意味を知る

愚痴から悪口へ、「悪口」の定義とは?

以前の職場でこんなことがありました。その職場は仕事量が多く、無理難題を押し付けられてストレスがたまるため、他人の悪口が日常茶飯事でした。

というのも、相手とのやり取りが電話であることが多く、メールに比べて相手の感情や反応がダイレクトに伝わってしまう仕事だったのです。

電話が終わると、決まって相手に対する不満が出ます。

「なんだアイツ!感じ悪いなあ!」
「またこれだよ、あーあ、やんなっちゃう」

相手が目の前にいない分、こういった気持ちが「愚痴」となって出てくるわけですが、自分の気持ちや思ったことを口に出している分、まだ悪口になってないとも言えます。

※大声で、キツイことを言っている人はもちろんイヤですが…

私が嫌だと感じたこと、つまり聞いていて疲れるのは他人を巻き込もうとするものでした。

「あの人って、〇〇だよね」

という風に、その人そのものに対してレッテルを張ったりするもの、これが本格的な悪口です。

段階からいって、相手の不満というものは愚痴から悪口に発展していきますが、その境目はというと、悪意があるかどうかというところになります。

つまり、悪口とは「悪意があるかどうか」なんです。

人から悪口を言われていると思うと苦しい

そして一番問題なのは、その人がいない時に言うことです。コソコソ聞こえないように言ったり、AさんがいなくなればAさんの悪口、BさんがいなくなればBさんの悪口。

他人の悪口を一緒に言っている人も、自分がいなければだいたい悪口を言われているのです。

  • 「あの人っていっつも〇〇だよね。絶対□□だよ」
  • 「〇〇さんに△△された。最悪!」

こういった悪口トークを聞いていると居心地が悪くなったりしませんか?一緒にいるときは仲間を装っているけれど、いなくなると悪口を言い始める…

もちろん相手の話を聞きたいと思って最初は聞いているんですけど、それが何度も何度も続くと苦しくなってきちゃいますし、何より「私も悪口を言われてるんじゃないか」という疑いを持ちながらいるのがつらいのです。

悪口を言うことのメリット

そうやって他人の悪口を聞かされるのが嫌な人は多いのに、それでもなぜ人は悪口を言うのでしょうか。もちろん人の話と自分の話は違うというのもありますが、そもそも悪口を言うことのメリットもあるんです。

  • ストレス発散
  • 盛り上がる
  • 連帯感ができる

他人の悪口や陰口というのは、その場ではとても盛り上がります。お酒が入っている時の話題としてはストレス発散もできるし楽しいものです。共感して、一緒に盛り上がって、他人の弱みを言い合うことで連帯感も生まれます。

けれども、酔いが醒めた後には言い過ぎたなと思うことがあるでしょうし、やっぱりあまりいい気分はしないものです。

悪口を言うことのデメリット

それを踏まえても、悪口をいうデメリットの方が大きいです。職場の悪口というのはクセになりやすく、何度も何度も言ってしまうもので、「悪口を言う人」というイメージがついてしまうとこういったことが起きてしまいます。

  • 嫌われる
  • 悪口を言う人が寄ってくる
  • 他のところで自分も悪口を言われる
  • 信頼されない

悪口を聞いている相手も最初はいいのでしょうが、やはり何度も何度も聞かされると疲れてきます。知らない間に相手のエネルギーを奪ってしまいます。

そうすると、やっぱり嫌われるもととなりますし、自分のいないところで逆に悪口を言われてしまう原因にもなります。

そして悪口仲間といいますか、そういったつながりが自然とできてしまうので、親身に聞こうとする人は離れ、悪口を言う人たちが集まってくるようになります。不用意に悪口を言って信頼を下げるようなことはしたくありませんよね。

悪口を言う人の心理を知る

悪口を言う人は嫌いだけれど、やはり自分も同じ人間である以上、悪口を言いたくなる時もあると思います。無理に抑えてストレスをため込まないためにも、悪口を言う時の心理を知りましょう。

では、どういう時に悪口を言いたくなるのでしょうか。

面と向かって言えないことがある時

嫌なことがあったり、腹が立ったことがあっても、上司や親など、立場が上の人に対しては面と向かって言えないことがありますよね。他にも、言いたいけど気まずくなりそうなので、周りの空気読んでしまって言えない時もあります。

言いたくても言えないと感じた時、人はそのバランスを取ろうと、自分を正当化しようとします。自分は悪くない、相手が悪いんだという思いが、悪口となって現れます。

他人を下げて安心したい、場をコントロールしたい時

自分が傷ついたときやつらい時は、他人の悪口を言うとスカッとすることがあります。これは他人の悪口を言うことで、自分の価値を守ろうとする心の働きがあるためです。

悪口を言うことで罪悪感を感じてしまうことはあると思いますが、他人の不幸は蜜の味というように、悪口を言うことが一時的ですが精神安定剤となるんですね。

気持ちを聞いてもらいたい、意見に同意してほしい時

相手に嫌なことをされたり、つらい思いをしたときは、誰かにその気持ちを聞いてもらいたくなります。他にも、自分の意見を聞いてもらえなくて、同意してほしい時などがあります。

そんな時は、相手に対する不満や怒りが溜まってしまっていますから、口に出す言葉が悪口になってしまうことが多くなります。

このような心理が悪口を言う人の中にはありますが、では、その悪口に巻き込まれないようにするためには、どういったことに気をつければよいのでしょうか。

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悪口を言う人との関わり方を知る

他人の悪口に巻き込まれないようにするためには、相手を否定したり、反対することはあまり好ましくありません。相手も目的があって悪口を言っているわけですから、その気持ちを理解してくれていると相手が感じれば、悪口は自然とおさまります。

ただ、どうしてもあなたが理解できなかったり、あまりにもひどい場合は、その悪口に合わせる必要はありません。では、その関わり方を見ていきましょう。

悪口に対して同感するのではなく、共感する

人の話を聴くときに、カウンセリングなどで使われる「巻き込まれないようにするための聴き方」というものがあります。それは同感するのではなく、共感する聴き方です。

その違いは何かというと、同感とは相手の気持ちになり代わってわかった気になることで、それに対して共感とは、相手の気持ちを想像し、わかろうとすることです。

もう少し具体的に言うと、悪口を言われた時に、「それはヒドイ人なんでしょうね」というのが共感で、「わかるわかる!」というのが同感です。

例えば、わかりやすくちょっと極端な言葉遣いを挙げますが、

  • 同感:「アイツ本当にクソだな。死ねばいいのに!」⇒「わかるわかる!本当に死ねばいいのにね!」
  • 共感:「アイツ本当にクソだな。死ねばいいのに!」⇒「ああ、そんなに腹が立ってたんですね。」

同感のように返してしまうと、まともに相手の悪口のエネルギーを受ける上、あなたも悪口の対象の人を悪くいってしまうことになります。相手の気持ちは相手の気持ちとして分けて考えてあげないと疲れることになってしまいます。

あくまで相手はそう思ってるんだ、そう考えているんだとというような自分と相手の境界線を意識することで、悪口に対するつらいエネルギーを必要以上に受けなくて済むようになります。

悪口に賛同しない、自分から悪口を言わない

悪口に対して賛同したり、自分もそれに乗っかってしまうとどうしても罪悪感を感じてしまいます。ですから、その場にいない人であっても悪口に賛同したり、自分から悪口を言ったりしないようにする、と心がけます。

もし、その場の雰囲気がシラケそうで不安だといった場合には、先ほど言ったように、「そうなんですね」と共感する聴き方を心掛けてみてください。

そしてその悪口を言われている方があなたの知っている方であれば、相手の聞いてほしい気持ちを尊重しつつも、悪口を言われている人のいいところを探して伝えてみてください。そうすれば、周りの雰囲気もよくなりますし、話題も変えられます。

そして、あなたの印象もよくなるはずです。

悪口を言いたい時の自分との向き合い方を知る

「悪口を言う人が嫌い!」といっても、人ですから自分でも愚痴や悪口を言いたくなる時はあります。

そんな時に心掛けることとしては、相手を必要以上に悪く言い過ぎないことです。決めつけや憶測が過ぎると、せっかく聞いてくれている相手も共感しづらくなってしまいます。

ここでは、悪口を言い過ぎないための伝え方のコツをお伝えしていきます。

「アイツ」を「わたし」に置き換えて考えてみる

どうしても悪口を言いたくなる時は、相手の非を責め立てたくなるものです。そんな時は、あなたが自身が何かしら傷ついているわけですから、あなたがどういう気持ちになっているかということにフォーカスしてみてください。

「あんなこと言うなんて、アイツは最低だ!」⇒「アイツにあんなことを言われて、私は悲しかったんだよ。」

「アイツ」はこうだ、ではなく、「わたし」はこういう風に感じているという「気持ち」に焦点を当てることで、話を聞く相手も受け取りやすくなります。

あなたは相手にどうしてほしかったのかを考えてみる

先ほどでは、「アイツ」を「わたし」に置き換えて考えてみました。そして、その解決策として、あなたは相手にどうしてほしかったのかを考えてみてください。

どうしてほしかったのか、もしくはあなたがどうすればよかったのか、そういったことを整理して紙に書き出してみることで、自分自身を客観的に観れますし、悪口を言いたくなる気持ちがおさまる効果があります。

当たり前の環境を見直す

同じ職場やコミュニティの中にいると、たとえ悪口だらけの環境であっても、その雰囲気に慣れてしまいます。そこから抜け出すのにエネルギーを使いますし、これくらいよくあることと自分をなんとか納得させようとしてしまうこともあります。

周りの人に相談したり、今起きている問題に協力を仰ぐことも必要です。生活環境が悪化していれば、ストレスをためないような環境づくりも心がけましょう。

悪口を言う人に対して何ができるかを考える

相手のことを考えた時にどうできるか

悪口を言う人にどうすればいいのか、その対処方法には正解がありません。早く悪口を言う人から離れなければならない場合もありますし、人によっては一緒に聴いてあげることも必要です。

もしくは、相手に悪口をやめるよう伝えるべきなのか、それとも同意せずに距離をおくべきなのか。その線引きというのは、相手のことを考えた時にわかるものだと思います。

例えば、あなたが仕事をしている時、お客様からクレームが入ったとします。単に嫌がらせのクレームというのもありますが、お客様は傷ついて苦しくて、そのことをうまく整理できなくてクレームをしてきている場合もあります。

そんな時に正論を言ってしまうとなすすべがなくなってしまいますよね。そんな時はちょっとオーバーに、「そうですよね!ほんとヒドイ!」って言ってあげることも一つの優しさなのではないかと思います。

もちろんあなた自身がか関われない状態であるのに無理をする必要はありませんので、しんどいと思ったらその場を離れるなりして、自分の身を守るようにしてくださいね。

まとめ

  • 職場の人間関係のストレスで多いのが「人の悪口」。愚痴から悪口へと発展し、悪口とは悪意があるかどうかが基準。
  • 悪口を言うことは、メリットもあるが失うデメリットの方が大きい。
  • 悪口を言う人にもそれなりの理由がある。その心理を知っておくことは悪口に対処する上でも大切。
  • 悪口に巻き込まれないような関わり方とは、相手に共感し、なおかつ賛同しないようにする関わり方。
  • 悪口を言いたくなった時は、自分の気持ちにフォーカスして、どうしてほしかったのかを書き出してみる。
  • 悪口を言う人に対しては、相手のことを考えた時に、どんなことができるかが一番重要

いかがだったでしょうか。悪口を言う人の心理と疲れる前に知っておきたいことについてお伝えしてきました。悪口に対して我慢したり、反対に賛同したりしてストレスをため込まないよう、何か一つでもできることを実践してみてください。

そして、関わり方を知り、適度な距離を保つことはうまく相手と付き合うためにも必要なスキルとなります。悪口を悪だととらえずに、相手に対して何ができるかを大切にしていきましょう。

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2 Comments

タルジャ

はじめまして。
最近凡ミスが続き、怒鳴られ職場に行く事が辛いです。
先日、古い物品から使わず新しい物品から使用してしまいました。
その話を先輩方が私への悪口にして盛り上がっていました。
信頼していた先輩が、ああいう人は又やるよ!基本も分からない理解力ない人と、中心になり盛り上げていました。
ミスした時に、ちゃんと謝りましたが、その先輩が私が信頼していた先輩に告げ口していたようです。
いたたまれず、すぐにでも退職してしまいたいほど、情けなく、見下げられダメな人と断定され悔しくもあります。
又言われる、又怒鳴られるとビクビクして頭が真っ白になり、記憶が飛んでしまう事もあります。

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kirakuniikou

それは辛いですね…。
信頼していた先輩にもそのことが伝わってさぞショックでしょう。

悪口を言っている側としては、
その場で盛り上がっているのもあって、それほど深刻にとらえていないものですし、
タルジャさんも少しのミスで急にダメな人になるわけではありません。

ですが、言われる・怒鳴られるとビクビクして頭が真っ白になるというのは苦しいと思いますので、
そのあたりのケアをしっかりなさってくださいね。

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